年賀状デザイン３

２００２年、長男は中学に入ってから、サッカーから剣道部へ鞍替え。担任の先生が剣道部の顧問で剣道を始めました。身長がやたら伸び始めた頃です。剣道着が短くみえました。次男はまだ、小学校の５年生兄の剣道に影響されはじめたようです。イラストは水彩絵の具による似顔絵肖像画です。

２００３年、長男が中学の３年生で次男が小学校の6年生、二人とも受験の年ですが弟は兄と同じ区立の中学校に進む予定。兄はいよいよ試験の準備に。私の方は寄席文字を相変わらず続けています。かなり知識もひろがり、一つの本が書けそうなくらいです。似顔絵肖像画の技法は水彩画です。

２００４年、とうとう子供達に毎年恒例の似顔絵肖像画の年賀状の制作の協力を拒否されてしまいました。もっとも長男が高校なのであたりまえですが。という訳で、干支の申年にちなんでゴリラの肖像画を描いてみました。どうでしょうか。ところで、昨年より私は専任講師という立場になり、専門学校の職員ではなくなりました。仕事としては、ほとんど、職員と変わりはないのですが、立場が違います。

２００５年、この年の年賀状はイラストではなく、文字だけのデザインにしてみました。もちろん寄席文字や江戸文字を使いました。酉年にちなんだデザインです。全ての寄席文字、江戸文字は手書きによるものです。けっしてフォントなどを使ったものではありません。フォントの文字ですとデザインされてしまって、ほんとの伝統的な文字の形ではありません。やはり、文字のあたたかみが違うと思います。また、それらしい文字であればなんでもよいということは大きな間違いです。間違った使い方をしているものをよくみかけます。

２００６年、この年は戌年、カミさんの職場の同僚の愛犬を描かせてもらいました。何とも愛らしい目が訴えてきます。おもわず、抱きしめたくなるのではないでしょうか。描き上げた絵は飼い主さんにお渡ししました。非常に喜んでもらえたようで、狂喜乱舞していたそうです。光景が目に浮かびます。私の仕事のほうはこの年から非常勤講師となりました。フリーランスになりました。ところで、長男は高校３年生、次男は中学３年生、ダブル受験となりました。長男は私の影響か美大受験です。新宿にある絵の予備校に通い始めました。

２００７年、年末どんな年賀状にしようか悩んだ末、文字とイラストを使ったグラフィックデザインにすることにしました。スケッチブックに色々とアイデアを出した結果が左の作品です。タイポグラフィックな構成で、文字をイラスト的に扱ってみました。ところで、この年、長男が造形大学に合格しました。映画の学科だそうです。次男の方も影響をうけて、新宿にある絵の予備校に通い始めました。二人とも、絵の方向に進むとは。小さい頃はスポーツが好きだったのに。

２００８年、年賀状のデザインもグラフィック的なものになってしまいました。ほとんど、パソコンでデザインをしています。デザインは金のネズミが子宝を沢山、生んで発展するという縁起をかついだものです。来年はまた、似顔絵肖像画のデザインに戻ろうと思います。